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LINEスタンプクリエイター珂月によるあれこれ
マナーとは何か
親戚のお葬式に参列する機会がありました。

お葬式の一般的なマナーで気を付けなければならないことと言えば…。

・お香典の用意
・喪服やコートなど着用する服の用意
・カバンやクツの用意
・遺族にかけるお悔やみの言葉。

このあたりでしょうか。

お通夜やお葬式に参列するのは初めてではないので、だいたいのマナーは知っているつもりでしたが、改めて失礼がないようにネットで再確認して、考えさせられることがありました。

■ お香典についての考え ■

お香典に入れるお札は、新札か、旧札か。

結論から言うと、現在は、
「新札は失礼」と考える人
「旧札は失礼」と考える人
「どちらでもよい」と考える人
人によって認識がバラバラだということがわかりました。


「新札は失礼である」という理由
良く知られているのは、
「不幸の日を予測して用意しておいたようで、遺族に対して失礼だから」
「突然の訃報に、とるものもとりあえず駆けつけましたということを示すため」

ネットで調べたところ、こんな理由も出てきました。
「新札は手を切る可能性があることから、手切れ=縁切りを連想させ、失礼である」
「お札に折り目を入れる=折り目正しいに繋がり、故人や遺族に礼節を尽くす気持ちを込める」
この2つについては、私は聞いたことがありません。

「旧札は失礼である」という理由
「昔はすぐに新札を用意できなかったかもしれないけど、今は便利な時代になり、訃報の連絡を受けた後でも新札を用意できる」
「お香典は霊前にお供えするお金なので、新札の方が相応しく、旧札はむしろ失礼である」
「お金を受け取る遺族からすれば、古いお札より綺麗なお札の方が気持ちいいに決まっている」

「どちらでもよい」という理由
「新札でも旧札でも、お金の価値はかわらない」
「お香典袋からお金を出すのは遺族ではないので、遺族には、誰が新札で誰が旧札だったかなどわからない」


では、旧札と新札、どちらを入れるべきか。

私は今まで、お香典に新札は失礼だと思っていました。
けれど、香典袋を開封する人や、それを受け取った遺族がどういった考え方なのかは、大抵の場合知る由もありません。
旧札を入れれば「ご霊前に使い古したお札をお供えするなど失礼な人だ!」と思われていたかもしれません。
かといって、新札を入れれば「葬儀のマナーを知らない非常識な人だ!」と思われる可能性があります。
つまり、どうやっても失礼だと思われる可能性がある、というのが現状です。

ここで一旦、「香典とはなにか」「マナーとはなにか」について、立ち返ってみたいと思います。


■ 香典の歴史と現在 ■

そもそもは、故人に対する供え物であるとともに、不意の事態に遭遇した故人の家族への支援であったり、僧侶や参列者の食事の支援のために、食料を用意していたようです。
香典が金銭に代わっていくのは、武士階級では室町時代、一般庶民では明治時代以降、一部農村部では戦後に入ってからのことと考えられているそうです。

現在のように、日本銀行が「日本銀行券」として正式なお札として発行するようになったのは、1885年(明治18年)です。
ということは、お香典のお札が裏か表かなどという話が出てきたのは、これ以降、ということになりますね。

昔は、新札を必要とする場合は、事前に金融機関に連絡をしてお願いする必要があり、今のように簡単に新札を用意できなかったようです。

お通夜・葬儀は、急なことが多いです。
すぐに新札を用意できないことから、お香典に新札を使うと、故人の死期を予測して、事前に用意して待っていたかのような印象を与え、配慮に欠けると言われました。
手元に新札しかなかった時は、新札にわざわざ折り目をつけて香典袋に入れるのも、事前に用意していたと誤解されないためです。

しかし今では、銀行の窓口や両替機で、簡単に新札を用意できるようになりました。
2007年の郵便局民営化とともに、一部の郵便局の窓口でも新札両替が可能になりました。
24時間稼働しているATMで、新札が出るまでお金をおろし続ければ、銀行や郵便局の営業時間外でも新札を手に入れることが可能です。

訃報の連絡を受けてからでも、お通夜・お葬式までに新札を用意できるケースが増えた為、香典で新札を入れたら「事前に用意していたようだ」という考え方が古い、と思う人が増えて来ました。
また、ご霊前にお供えしたり、人に渡すのに、使い古したお札では失礼だ、という考え方から、現在は、お香典に新札を入れる人も増えてきています。

こういった経緯を踏まえ「新札・旧札どちらでもよい」という考えの人も増えています。

■ マナーとはなにか ■

マナーはルールではありません。
ウィキペディアによると、

「マナーは国や民族、文化、時代、宗教のさまざまな習慣によって形式が異なる。また、個人間でも価値観や捉え方による差異がある。
・・・中略・・・
「他者を気遣う」という気持ちを所作として形式化し、わかりやすくしたものが形式としてのマナーである」

と記載されています。
マナーに絶対の正解はなく、大切なのはそこに込められた「他者を気遣う気持ち」です。
自分の中の「当たり前のマナー」が誰かと違ったからといって、それを頭ごなしに否定することこそ、「他者を気遣う気持ち」が足りないということになりますね。

■ 結論 ■

お香典は、新札・旧札、どちらでも失礼ではない。

お香典は旧札でもいいいじゃない

日本人は、欧米人と比べると、繊細で、細かいことを気にする傾向があるように思えます。
(当然個人差はあります)

受験生に「スベル」と言わない
結婚式で「切れる」と言わない
結婚祝いに包丁やハサミを送らない。
お香典の文字は薄墨で書く。
些細なことにも相手を気遣い配慮するのは、とても日本人らしい文化だな、と思います。

新札を手に入れやすくなった今、あえてお香典に旧札を入れるのも、
「急な訃報にとるものもとりあえず急いで駆けつけました」
という意味合いをお札に込める、遺族に対しての気遣いの1つとされています。。

ネットを見ていると
「香典に新札はNGなんていつの時代の話よ(笑)」
「そんな古い風習にこだわってるなんて滑稽だ」
などという意見もたくさん見られました。
けれど、そういう人たちが思っている以上に、新札はNGと思っている人はきっと多いです。
葬儀屋やマナーについてのサイトを見ても、「お香典は旧札で」と書いてあるところが大多数です。
私の親族も含め、知り合いに何人か聞いてみたところ、「お香典は旧札」という考え方が圧倒的に多かったです。
まだまだ、昔の風習というよりは、現役の風習だな、と改めて感じました。

時代が変わっても、風習化されたものを大切に考える人はいます。
気にしない人は気にしませんが、気にする人は気にします。
そういった人に配慮して旧札を使う、というのも、気遣いの1つです。

また、新札が手にしやすくなったとはいっても、銀行も郵便局も、営業時間しか新札両替はできません。
訃報を受けてから通夜・葬儀まで間がない場合は、新札を用意するのが困難なこともあるでしょう。
ATMで1万円おろせば新札が出てくることもありますが、10万円おろしても新札が1枚もないことだってあります。
急な訃報に駆けつけてくれる方に対して、ATMで新札がでてくるまでお金をおろし続けろ、というのは、それこそ心無いことだと思います。

ですから、お香典は旧札でも失礼ではない、と私は思います。
ただし、あまりクシャクシャのお札ではさすがに見栄えが悪く失礼なので、できるだけ綺麗な旧札を用意した方がいいとは思います。

お香典は新札でもいいじゃない

先にも述べましたが、今は、訃報を受けてからでも新札を用意できるケースが多いです。
お香典に新札が入っていたからと言って、事前に死ぬのを予測して待っていたわけではないことくらい、誰だってわかっていると思います。

ご霊前にお供えするお金ですから、使い古したお札より、新品の綺麗なお札の方がいいだろう、と考えるのは、気遣いの1つです。

人に渡すお金なのだから、使い古したお金では失礼だ、と考えるのも、気遣いの1つです。

ですから、お香典は新札でも失礼ではない、と私は思います。



マナーに絶対はなく、そこに気持ちがあるかどうかが大切です。
葬祭の場で、自分が知っているマナーと違う人がいたからといって、それを非難する方がマナー違反かもしれません。
悲しみに暮れる気持ちは同じです。

祝儀袋に旧札を入れる人はいないと思います。
私は今まで、不祝儀袋に新札を入れるのは、祝儀袋に旧札を入れるのと同じくらいあり得ないことだと思っていました。
けれど今回のことで、新札でも旧札でも、それぞれの気遣いがあり、それこそが大切なんだと気づくことができました。

もし、このブログ記事を読んでくださった方の中に、
「お香典に新札なんてマナー違反だ」
「お香典に旧札なんてバカげてる」
と思っている方がいたとしたら、この機に、ちょっと考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

■ 葬祭の身に着けるものについて ■

お葬式・お通夜に身に着けていくものについても少し触れます。

基本的にはブラックフォーマルです。
仮通夜や、突然の通夜の場合は、地味な平服でもOKのようです。
コートやカバン、靴も黒。
毛皮や皮など殺生を連想させるものはタブーと記載されているものが大多数で、金属など光物がついてるものもタブーです。

葬祭のマナーについて触れている多くのサイトでは、突然の訃報にあわてないために、フォーマルウェアやクツ、バックなど、一式揃えておくように勧められています。

でもそれって・・・。

お札も同じことが言えると思いませんか?
突然の訃報のために、新札を数枚常備しておくことは可能です。
服装は備えておけといいながら、香典は備えては失礼なの?
おかしな話ですよね。

実際、先日親戚のお葬式に参列してきましたが、
喪主を含め、ほとんどの女性(遺族)は、金属(しかも金が多い)のついたカバンを持っていました。
私自身は銀の留め金のついたカバンしかなくて、いとこに「全部布製のカバン持ってなかってん」と言ったら、「私の靴も、ママのカバンも本革やで。これしか黒なかってん」と言っていました。
見た目本革か合皮かなどわかりませんし、革製がダメというなら、男性の靴やベルトはほとんど革製です。

皮は殺生を連想させるからNGというのは仏教の考え方ですが、そもそも洋装は西洋から来ています。
本来洋装であれば、布製や合皮はフォーマルではありません。
洋装の際の葬儀の靴は、布製であればドレスと共布。そうでなければ本革がフォーマルのようです。
マナーについての書籍には、葬儀には洋装なら本革の靴と書かれているものもあるとか。
しかし、葬祭のマナーに触れているサイトの大多数では、布製を勧めています。
マナーの専門家ですら、本革か布製かで意見が分かれているのです。
そう思うと、「今まで自分が知っていたマナーってなんだろう」って思っちゃいます。

遺族の中には、カバン本体は黒だけどストラップが赤のおじさんや、バーバリーのチェックのカバンの男性もいました。
シルバーのブローチをつけてるおばさんもいました。

年配の方や遺族がこんなアバウトな感じですし、マナーの話を持ち出せば、専門家ですら意見が分かれるほど曖昧です。
自分の知っているマナーと違う人がいたからといって、気にすることないな、と改めて思いました。


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イケメン練習まとめ
バスケタイトル用

こんばんは、かづきです。

今年に入ってから、イケメンを描く練習をしております。
キッカケは「イケメン戦国」という乙女ゲーなのですが、今まで男性ってほとんど描いたことがなかったので、良い機会だと思いました。

さて、イケメンの練習をしよう!と思ったのはいいのですが、どうしたらいいのかわからない。
一番手っ取り早い練習法は、自分が「こんなイケメン描きたい」と思うイラストレーターさんの描くイケメンをひたすら模写することだと思います。
だがしかーし、それだと、絵柄がそのイラストレーターさん風になっちゃいますよね。
それが悪いというワケではないんですが、オリジナリティとは何かについて常に自問自答している私としては、自分なりの描き方も模索してみたかったのです。

で、思いついたのが、イケメン写真をデフォルメして少女漫画風イケメンにすること。

やってみました。
▼綾野剛さんをできるだけ「線」でザックリ模写→デフォルメ
綾野デフォルメ
▼福山雅治さんをザックリ線で模写→あえてカワイイ系にデフォルメ
福山デフォ
▼山田涼介くんをザックリ線で模写→デフォルメ
山田デフォ

1日1枚で3日やって、思ったことがあります。
顔に限って言えば、あんまり男と女って違いないんじゃね?
ってことです。
あくまでイラストにおいてはって話ですが。
・顔を丸くしすぎない(気もちシャープに)
・眉毛はキリっと
・鼻筋を省略しない
・首は太めに
これくらい念頭に置いておけば十分な気がしました。

もちろん、年齢層が上がれば骨格の違いが大きく影響してきますのでこの限りではありませんが、特に少年なんかだと、それほど描き分けに気を使わなくてもいいような気がします。
実際設定で「男」って言ってるだけで、ほとんど描き分けできてないキャラいっぱい現存してますし。
あとは、髪型や服装、体格、ポージングなど含め、全体で男っぽかったらOKでしょう!って思いました。

これを踏まえて、性格別男キャラを3パターン程描いてみました。
男描き分け練習
髪型と目以外はすべて同じです。
左は割と男っぽいですが、右なんて、もう女と変わんないんじゃね?って自分でも思います。
でも「男です」って言われたら、そうかなって思いますよね。そんなもんです。

さて、男キャラを描くにあたって、顔よりも大事なのは体つきだと思います。
そこで、男性の体の構造(筋肉のつき方や尾骶骨の形などの勉強をしようと、関連の参考サイトを色々物色。

Palmie(パルミー)(イラスト・マンガのオンライン動画学習サイト)さんの、筋肉に関する講座をいくつかチェック。
例えばこんなの
「男性の身体を理解する!上半身の筋肉の描き方」
「男性キャラクターの身体の描き分け講座」

この他、ムキムキしたわかりやすいマッチョな写真とかもあらゆる角度から観察しつつ、とりあえず1枚描いてみました。
男筋肉
なるほど。
8等身って、思ったより頭ちっちゃ!!
って思いましたが、試しに身体だけサイズ変形して7.5等身にしてみたら違和感あったので、やっぱり8等身が理想のように感じました。

こういうのいくつか描いたら、何かコツっぽいものがつかめるかもしれない!
posemaniaという絵の練習支援サイトを参考に、いくつか練習。
練習
ここまできて、1つ思ったことがあります。
リアルなサンプルは、わりと寸胴で絵的に美しくない。
ということです。
太ももやたら太いし、ウェストまっすぐだし、もっとこう、ルパン三世みたいなシュッとした男性が描きたい!

そこで、あえての足細目で1枚練習絵を描いてみました。
投稿用リサイズ
今改めてみると、左右の肩の位置がアンバランスだと気づきますが、メンドクサイので修正せず。
足はこのくらい細いほうが個人的には好き!!
この絵、最初は筋肉のつき方がわかるような素体で描いたあとに服を着せたので、素体のラフもこちらに掲載するつもりだったのですが・・・消してしまったようです(ガーン)
素体から服を着せる段階で、太ももを細く修正しております。

なんとなく男性の肉付きとかもわかったので、後は、男女関係なく、骨格から自由に色んなポーズ・角度の身体を描けるようになれれば、肉付きでどうとでもなるかと。

なので、次の課題は、骨格ですかねー。頑張らねば。

最後に、練習にスポーツ少年を描いてみました。
バスケ1000
正直、目なんかは「まつ毛がない」という以外は女性描くときと変わりません。
顔だけみれば、髪の毛伸ばしたら女でも通用するような顔立ちです。
まぁ、若干面長だし、女性にするならもっと顔のラインやわらかくしますが。

それ以上に、体つきで「男だ!」と主張しています。
このように、全体で男っぽくできればいいんじゃねー
と、わりと自分ではアバウトな感じに落ち着きました。

顔と体の特徴はなんとなくわかったので、やっぱり次は男女問わずポーズのお勉強をしたいと思います。
課題が浮き彫りになると、自分が何をすればいいのかわかるのでイイですね!


最後のスポーツ少年の絵はpixivにもUPしています。
pixiv
「イケメン戦国」より徳川家康誕生祭記念

家康ブログタイトル用
こんばんは、かづきです。

現在、我が人生において初の乙女ゲー「イケメン戦国」を絶賛プレイ中であります。
たまたま広告動画で流れてきた当該アプリのイラストが綺麗で、気づいたらダウンロードをポチってました。
イラストは、山田シロという方が担当されています。

私が最近イケメン描けるようになりたいなぁと思ったキッカケは、このゲームなんですよね。
イケメン萌えるわ~。私もこんなん描けるようになりたい~。的な。

で、乙女ゲーなので、お相手となるべく戦国武将が複数人いるわけですが、現時点での私の推しは「徳川家康」です。

天邪鬼でひねくれものの野心家

というキャラ設定です。


リアルでこんな男、めんどくさくて付き合ってらんねーよ

と思うのですが、ゲームだとキュンキュンくるの不思議ですねぇ。

そんな徳川家康の誕生日は1/31だそうで、現在家康誕生祭と冠したイベント真っ最中です。
先日、家康の 甲冑服の後ろ姿 が公開されたので、誕生日記念がてらイラスト描いてみました。

↓コレ
家康1000

上下に黒いフレームついてるのなに?

って思う方いるかもしれませんよね。
もともとは、画像の上下をカットして公開する予定で、どのラインでカットするか見るために黒を置いて様子を見てたんです。
ところがどっこい、黒入れたらなんか絵が引き締まった気がするじゃないですか。
イラスト自体が全体的に明るくて、暗い色が少なく、明暗の比率のバランスがわるかったんでしょうね。
で、カットするより黒いフレームのままの方がいいなーと思って、こうなりました。

そんなわけで、家康おめでとうございます。

PixivにもUPしております。
Pixiv

「ラインの悪魔」
悪魔ブログタイトル用
こんばんは、かづきです。

再び「幼女戦記」よりターニャ・デグレチャフ少尉のファンアートです。

空中戦で、ターニャらしいゲスい表情で、重厚な感じで描いてほしい、という隣の人のリクエストで描きました。

以下製作過程。
悪魔線画
銃描いてて、「これ、線じゃムリだわ。厚塗りのが楽だわ」ってなったので、線画はここまでで止めました(*ノωノ)

このあと、画面の全体の構図を考えて、キャラの位置やサイズを調整。
最初は全身を入れる予定にしていたのですが、キャラが小さくなってゲス顔が目立たなくなり、絵の迫力も欠ける気がしたので、顔UPにしたところ、迫力は出たけど空中戦ってわからなくなりました(;^_^A

キャラにベタ塗りで色を仮置きした後、先に背景を描きました。
背景の色合いでキャラの塗りも変わってくるので。

爆炎は、雲ブラシやら水彩ブラシやらで適当に色を乗せ、指先ツールでぐにゅぐにゅして適当に描いたらそれっぽくなりました。
主に偶然の産物ですが、私の場合はいつもそんな感じです。

リアルっぽく描いてほしいと言われたのですが、髪型や顔の造詣が非常にアニメっぽくて、リアルタッチにするとターニャらしくなくなってしまいそうで、アニメ塗りと厚塗りの中間をとった塗り方にしました。

一番頑張ったのは銃!
Mondragon M1908 を参考にしています。
銃部分
銃身の半分のみですが、頑張って描いたのに、最後の加工でほとんど質感や細部がわからなくなりました。
悲しい~~(´・ω・`)

最後の加工前の、一通り塗りが終わった状態がこちらです。
戦闘ターニャ金目500加工前
これだけだと、何か物足りないなぁと・・・。
アニメのワンシーンの模写みたいな絵にしたくなかったんですよね。
もっとも、そもそもこの構図が模写ではなくてオリジナルなのですが、顔の表情はアニメを参考にしています。

せっかくのファンアートなので、何かこう、本家と違う感じにしたい・・・と思って、もう一工夫することにしました。
で、コレ。
もやもや
イラストの上に新規でレイヤーを追加し、真っ黒に塗りつぶします。
それを、濃い滲みが出る墨ブラシで、画面の淵に黒が残るように数段階のこげ茶で滲みを入れて、さらに同じブラシで中心に向けて透明で色を抜いていき、下の絵が見えるようにしました。
顔や銃のあたりなど、特に見せたいところはしっかりめに色を抜いています。

これを焼き込みカラーモードで被せた後がこちらになります。
戦闘ターニャ金目1000
最後に左目に光のラインを入れて完成です。

因みに、ターニャの本来の目の色は青なので、最初は青い目で描いていました。
けれど、アニメを見ていると、ターニャのみが使用できる新型演算宝珠エレニウム九十五式を使用中は目が金色に輝くみたいなんですよね。
散々迷った末、ターニャが最も化け物じみた力を発揮する時は、やはり九十五式使用時だろう、と思って、金色に変更。

でも絵的には、全体的に黄味が強いので、目が青い方が印象的で好きなんですよね。
供養として、青い目バージョンも置いておきます(´・ω・`)
戦闘ターニャ1000

pixivにもUPしておりますので、宜しくお願いしますm(__)m
pixiv


「幼女戦記」よりターニャ・デグレチャフ
ターニャブログタイトル用

こんばんは、かづきです。

久々にファンアートです。
「幼女戦記」よりターニャちゃん。
せっかく描くので、オリジナルにはない趣向を凝らしてみたいと思い、スカート履かせてみました(*'▽')

今回は、水彩風の色塗りにチャレンジしてみようと思っていたので、線画をしっかり描くように心がけました。
下書きから線画に至る過程で、足のポーズが変わっています。
足は、今回一番てこずったポイントです。
ラフの足のバランスがどうしても違和感があって、何度も描きなおしたり、違うポーズにしたり。
背景には地面を描かない予定だったので、両足を地にしっかり着けたポーズより、少し不安定なポーズにしたくて、最終的には右足を少し上げてコントラポストを意識したポージングにしました。
足のバランスを取る過程で、等身の見直しや体の重心・軸の位置を見直し、全体的に少し調整しました。
また、「幼女戦記らしさ」を出すために、帽子を被らせました。
ブログ用1

線画が完成したら、すべての線画レイヤーを統一してからカラーに着手。
まずは色ごとにベタ塗り。この時点では色はまだ仮りです。
あとから色々とモードの異なるレイヤーを重ねて色調を調整するので、地の色はわりとアテになりません(笑)
↓これは色乗せの途中。
ターニャ色乗せ途中
で、人物塗り完成がこちら。
ターニャ色完成
各色ごとに、レイヤー2枚使っています。
水彩っぽい滲みを表現したくて試行錯誤しました。
1枚は仮塗りしてあるベースのレイヤーに、別の色を直接乗せて色むらを作っています。
もう1枚は、焼き込み(カラー)モードのレイヤーで、影っぽい位置に暗めの色をムラがでるようにざっくり乗せています。

これだけだと、影がぼんやりしてしまいます。
ハッキリした影を入れたかったので、1枚のレイヤーにアニメ塗りでグレーで全体の影を描いて、焼き込み(カラー)モードにして、一番上に乗っけています。

影と言えば乗算モードがよく使われますが、乗算だと色がくすみます。
焼き込み(カラー)だと、発色がよい影になるように感じました。

全て塗り終わったら、すべてを統合した画像を複製して、フィルターをかけて適度にぼかし、再び焼き込み(カラー)モードにして上に載せています。
グロー効果では、スクリーンモードにしてふわっと明るくするのですが、今回は明るくするのではなく暗くしたかったので、焼き込みにしました。

さらに最後に、一番上に、モスグリーンのテクスチャを全体に乗せて、ざらざら感を出しました。
これで人物は完成。

背景はアルフォンス・ミュシャ風に(笑)
「規律」の花言葉を持つ花を検索したら、赤いアザレアが出てきたので、アザレアを描きました(安直)。
下に描いた月桂樹の花言葉は「勝利と栄光」。
軍人ですからね、やっぱり勝利と栄光大事ですもんね。

最後に、名前の文字入れだけは、アーチ状に文字を配列するためにPhotoshopに移動しました。

そして完成がこちらです。
ターニャ1000

pixivの方が、大きい画像で見れるかと思いますので、良かったら覗いてみてください♪
Pixiv